静華 2012-10-07 20:35:30 |
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もっと辛い人もいるんだ、
なんて、慰めは言わないよ。
辛いんだから、泣けばいい。
今はこらえなくて辛い辛いでいいんだよ。
そう長続きはしないから。
痛いのは生きてるから
転んだのは進もうとしたから
逃げたいのは戦っているから
悩んでいるのは変わりたいから
苦しいのは楽しさを知っているから
幸せなのは頑張ったから
あなたの人生に幸あれ
自信をなくしたあなたに
自信を取り戻して
なんて無責任に言えないけれど
自信があってもなくても
あなた自身は素晴らしい人だから
あなたはあなたであるだけで素晴らしいのだから
昨日のあなたも
今日のあなたも
明日のあなたも
素晴らしいことを 私は知っているから
涙の分だけ、強くなれ。
傷ついた分だけ、優しくなれ。
打たれた分だけ、大きくなれ。
負けたくないなら、強くなれ。
転んだら何度も、立ち上がれ。
「今に見てろ」と、笑ってやれ。
突然足元から規則正しい呼吸の音が聞こえた。
覗き込んだみると、ふわふわの藍色の髪の男の子が木陰で気持ちよさ気に寝ていた。
整った顔立ちと長い睫毛にすっかり魅了され、相変わらず私は離れられないで居る。
起きたらどうしよう、怒られるかな、なんて思い立ったので、そーっとその場を後にしようと立ち上がる。
心の中でごめんなさいと謝りながらよいしょ、と立ち上がった瞬間だった。
彼の長い腕が私の方向に伸び、ぐいっと私の腕を引っ張った。
わあ!と女の子らしくない叫び声をあげてしまい、反射で口を手で覆う。
勿論、引っ張られた方の逆の手で。
顔立ちは綺麗で中性的だとは言っても男の子。
あまりの力の強さにびっくりして私は抵抗することをすっかり忘れて、正にされるがままの状態になってしまっていた。
藍色の髪の毛の男の子に覆い被さるような状態で転んでしまった。
暫し沈黙が続くと彼は起き上がりふわりと微笑んだ。
「ちょっと悪戯しすぎたかな。ごめんね?」
彼が発した第一声は謝罪の言葉だった。
綺麗な声でゆっくりと落ち着いて紡がれる言葉は何処か真っ直ぐだった。
私の耳が、心が、全神経が彼の言葉を耳にする。
顔は直ぐ近くに在って、目を逸らすも鼓動だけは素直で。
「……」
「………」
また、先程の沈黙が続く。
雰囲気は特に重い様子も無く、柔らかくて優しい表情で微笑む彼を脳内カメラで連写。
嗚呼、私どうしたんだろう。
これじゃまるで恋してるみたい。
【一目惚れ】ってこのこと?
初めて見た時から好きでした、
何時かそう言ってしまうのだろうか。
今は怖いから、知らないフリをして自惚れや勘違いは胸の奥に仕舞ってしまおう。
(もう一度貴方に会えますように)
(そして、自分の気持ちを確かめたい)
END**
真白の世界が色付いた
貴方の手によって染まった
淡い淡い初恋の色
ねえ、この想い
届いてますか
きっとこの気持ち
一生私の中で生き続けるよね
(初恋の魅力は)
(恋の終わりを知らないこと)
僕らが好きなことだけするのを
くだらないことと言うのなら、
イヤなことのために、
無駄な争いを、無責任に続けるオトナも、
くだらないって言えるでしょ。
一握りの人しか夢を叶えられないのなら
大きな大きな、一握りがいいな
この世界をまるごと握り締められるような
大きくて温かい一握りがいいな
舞い散る桜
一瞬だけ咲く花火
色鮮やかな紅葉
降り積もる雪
儚い
だから美しい
もうすぐ世界が終わるなら
何もかもが美しいく感じるのかな
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