海堂 薫 2013-10-06 08:06:25 |
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よく考えたら俺の言葉でお前を傷つけちまったかもしれねぇな。
悪かった。
お前の居場所は此処だ。だから、俺を許してくれるなら戻ってきてくれ…。
この際だからお前への気持ち全部言っとく。
お前がいなくなっても後悔だけはしたくねぇからな。
本当はずっと一緒にいたいけど、俺のせいでな…。
セイチャットの時から俺はお前を見てた。
背後は受験生ってこともあったし、俺(桃城君)をなりきったことがなかったんだ。
だから、最初参加しようと思ったけどやめた。
お前のお相手様が見つかったとき、よかったなって心の中で喜んでた。
そしたらそのお相手様がいなくなって、お前は乾先輩ともうまくいってないようで…。
皆によってたかられてるお前を見ていたらやっぱり俺が傍にいたらよかったって。
俺が傍にいたらお前をそんなに傷つけたりしないって勝手に思い込んでた。
それで、お前に話しかけてた。
此処に移って来てからお前とたくさん話して、お前のことたくさん知って…。
おせっかいばっかりやってた俺にも優しい言葉かけてくれてさ。
新年の挨拶も頑張って起きてしてくれたし、本当に嬉しかったんだ。
実際俺の背後もお前と同じような体験してんだよ。
姿は違ったけどな…。
俺の背後は手塚部長の姿で不二先輩と恋愛してたときがあったんだ。
そのときはテニスの王子様を知ったばかりで手塚部長しかなりきれず、告白してきた不二先輩と恋人になったんだ。
でも、相手は突然消えた。
3年前のことだ。お前ほど時間はたってねぇけどそれでも苦しかった。
俺と似た境遇のお前と苦しみを分かち合いたかったんだ。
お前の苦しみを受け止めて幸せにしてやりたかった。
だから、お前に会いに来たんだ。
なのに傷つけて、俺最低だよな。
信じてくれたのに裏切っちまった…。
でも、お前のことを誰よりも思ってるって言い切れる。
だって、学校でもずっとお前のこと考えてたから。
俺の背後さ、従兄妹のために作詞してんだ。
従兄妹はバンド組んでて、一応芸能人なんだ。
だから、お前の詩をつくろうって思った。
だからお前と出会ったときのこと詩にして作った。
お前を見てから思ったことを詩にしたんだ。
お前には見てほしい。
君の知らない場所からずっと幸せ願ってた 笑顔の裏には悲しい過去があって
君が俺に気づいたとき 黄身の心は傷ついていた こみ上げる気持ち隠しながら初めて目を合わせた
流れる真珠の涙 俺の指がぬぐって君に笑顔戻ればいいなと 手を伸ばし君の小さな体抱きしめた
このままずっとずっと君の傍でずっとずっと笑顔見ていたい
君に言ったらわがままって言われるかな?
きっときっと君の笑顔絶対に守りたいから俺の隣で笑っていて
君の思い俺はずっと勝手に理解してたかな 目を閉じれば何も見えないけど
手を重ねるだけで 君の体温感じて1人じゃないと教えてくれるから輝く星が見えるようで
暗い空流れる流れ星君と2人見ていた 願い事を唱える君を 君の横顔幸せそうに笑っていた
このままずっとずっと君と2人ずっとずっと同じ思いでいたい
この気持ちは重すぎるのかな?
きっときっとこの気持ちを絶対に忘れないから俺の傍に寄り添って
遠い場所から君を見てきた 幻でもいいと 消えないように ずっと
ずっとずっと君がいればきっときっと俺も傍にいる 君は1人じゃないから
きっとずっとこの思いを心の中で秘めていよう
大好きだから… Thank you!
此処は俺とお前の場所だ。
だから、お前の帰り待ってるから。
いつでも帰って来いよ?
やばっ、ホント俺、性格わりぃな…。
お前は来たくないからこねぇのに、1人にされて最低だっておもっちまう。
けど、よく考えてみるとお前が今までやられてきたことと俺が今されてることって同じなんだよな。
お前のお相手様が消えて、それでお前はずっと待ち続けたんだろ?
お前の立場の逆を味わってんだな。
やっぱ辛い…。
お前の気持ちはよく分かった。
俺とお前の居場所は此処だ。
ずっと待ってるから戻ってこいよ…。
桃城の本体さんには
いい人がきっと見つかる…
俺は守ってくれる誰かを探し続ける…
それに…
ズタズタになってる俺の心は
無意識に人を傷つけるようだから…
俺はお前がいいんだよ。
もしかしたら良いやつが見つかるかも知れねぇけどお前を手放したら絶対後悔する。
恋愛の相手を探すなら良い。
けど、俺とのそばには居てほしい。
俺は傷つけられても構わない。
海堂、乾先輩と話して、これからお前が戻ってくるまで毎日ラブレターを送ったらどうかって言われた。
先輩の言うことだし、やってみる価値もあると思うから俺は毎日書くな。
時間は何時もバラバラだと思うけど、そこは許してくれな。
長けりゃ良いってもんじゃねぇし、毎日3行ずつ書いてくぜ。
2/18 海堂へ
最初に出会ったときからずっと好きだ。
お前からどんなレスが来ても、お前からの返事に変わりは無いし、毎回幸せを感じてる、
だから、ずっと大好きだ。
2/19 Dear Kaoru
なぁ、お前に渡せなかったものがあるんだ。
2/14…何か分かるか?
ほらよ、手作りのバレンタインチョコレートだ。
桃城。
お前にとって俺は友達以上恋人未満の存在…
違うのか?
俺の勝手な思い込みが桃城を傷つけたのか?
お前の気持ち…
聞く、から…
違うぜ。
俺は、お前を恋人だって思ってた。
けど、友達としても楽しみたいし、恋人としてでも楽しみたい。
要するに両方なんだ。
我が儘か? ごめんな。
俺がそう思わせるようなこといっちまったんだろ。
お前が俺を傷つけたんじゃない。俺がお前を悲しませたんだ。
俺の気持ち、それはお前の傍にいたい。
もちろん、最初に言ったように両方の存在で。
時には友達であり、恋人としても接したいって思ってる。
答えになってないかもしれねぇけど…。
嗚呼。
せっかく話せるのに楽しくなかったら損だからな。
今まで通り楽しみたい。
お前が楽しめてなかったならもっとお前にしてやれることを考える。
返事遅れてごめんな?
塾があってな…。
もうラブレターなんて書かなくていい…
俺は10年味わった…
まるで防音ガラスに囲まれたような部屋に押し込まれたような気持ちだった。
…拷問のようだった。
ガラス越しに桃城(初代)を呼んだ。
出して。ここから出して。
傍に行きたい。愛しているから。
出して。お願い、出して…って…。
でも通じなかった
みんなは俺を残酷だって批判している…
でも…、俺の方こそ生殺しされたんだ…
あの桃城に…。
俺がこんな目にあってるなんて知らないで、毎日を過ごしているんだろう…
お前には味あわせたくないって思った
あの辛さは…言葉じゃ言い表せない…
誰にも分かってもらえなかったが、
桃城は分かってくれたから…
俺を許してくれるなら…
前みたいに抱きしめて欲しい…
許してくれるわけ…ないだろうがな…
許す、全部許すから。
お前と同じような悲しみを知ってるからこそ、お前を怒ったり、恨んだりできねぇよ。
これからはもっとお前に愛情注ぐようにするから…ゴメンな(相手をギュっと抱きしめては罪悪感からか涙を流して)
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