櫻ヶ谷 2012-06-28 23:25:00 |
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励ませるとは思って無いな
自分の気持ちをぶつけて
理解して欲しかったんだよ多分
まっ!ゆうなれば自己ちゅうって事だな
ごめん落ちるな
手を精一杯伸ばして追いかけた。
これが届かない想いだと分かっていたけれど、ひたすら彼を追い求めた。
愛してるよと永遠の愛を誓い合った日々が嘘のように、さも簡単に崩れ去った。
「もう行かなくちゃいけないから」と告げられたのが、どうしても「もう逝かなくちゃいけないから」と言ったように聞こえた。
ギャグのように聞こえるかもしれない。
ただの言葉遊びのようだけど、私にはちゃんと聞こえた。
声にならない声で、彼がサヨナラを告げたのも。
それだけの覚悟は凄いと思うし、曲げるつもりも無いであろう意志を私が曲げようとも思わなかった。
偽りの笑顔で、彼らに「頑張ってね」と言う。
攘夷戦争はどれだけ残酷で、凄惨で、果てのないモノだろうか。
「大丈夫、いつか帰ってくる」と言う言葉にさえ安心出来なくて、信じきれなくて。
神様は私たちをどこまで引き裂けば満足なの?
私たちを離れ離れにして、楽しいの?
「ねえ、晋助」
「ん?」
「絶対、絶対帰ってきてね」
「・・・幸せになれよ」
両目を細めて、彼は笑った。
帰ってきてねという言葉に頷きはしなかった。肯定はしなかった。
幸せにするから、とも言わなかった。
帰ってくる頃には片目は失われ、純粋な微笑みさえ消えてしまうことなど知る由も無く、彼を頑なに信じて待つことしか私には許されていなかった。
運命は残酷で、きっと何度も何度も私たちを試すんだ。
そうして、彼らは行った。
小さくなっていく背中に心が締め付けられるような感覚に陥った。
何度も何度も泣いた。
きっと私たちの心は何処かで繋がっていると信じようとしても無駄で、涙は悪戯に止まることを知らなくて。
便りなど無く、私たちが未だに恋人であることを示すモノは何処にも無い。
彼を想って泣いた夜も、彼の面影を探して戸惑った朝も、何時かきっと、思い出となり愛しい想いとして彼の心に仕舞い込まれるのか。
それでも、私はただ待つことしか出来なくて、やがて心が空っぽになった。
彼が傍に居た頃は満たされていて、一緒に居れるだけで幸せだった。
でも、今は隣には誰も居なくて、心から笑えなくて。
貴方も同じ気持ちですか?と尋ねても返ってくるのは沈黙で。
静まり返る部屋が痛々しくて切なくて。
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