一般人 2022-11-19 09:42:02 |
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>>1281の続き。
赤犬「何とも不用心な。後で、注意しなくてはならんの。」
赤犬は玄関で靴を脱ぐとすぐにキッチンへ向かいキッチンの電気をつけるとそこにはゆかりんが倒れていた。
赤犬「っ!ゆかりん!おいっ!大丈夫か!?しっかりしろ!」
赤犬はゆかりんを揺らした。
すると、ゆかりんは目を覚ました。
ゆかりん「赤犬さん?」
赤犬「ゆかりん!何で!どうして、ワッシに電話してこなかった!」
ゆかりん「だって、赤犬さん、迷惑だって言ったし赤犬さんに余計な心配かけたくなかったから。」
続く。
>>1282の続き。
赤犬はそう言われてはっ!とした。自分が言ってた事をこの子は親身になって守ろうとしていたのだ。そして、そんな事を言ってしまった自分に対して赤犬は腹が立った。
ゆかりん「赤犬さん、初めて私の、名前呼んでくてたね。嬉しい。」
そう言うとゆかりんは眠ってしまった。
赤犬「ハァ、寝てもうたか。仕方がない。医者を呼ぶか。」
赤犬はゆかりんをゆかりんの部屋に運ぶと通信用でんでん虫で医者を呼んだ。
そして、医者が来てゆかりんを診察すると医者が出てきて赤犬にゆかりんの診察結果を言った。
赤犬「先生、ゆかりんはどうなんですか?」
医者「ゆかりんさんは、その大変言いにくいのですが赤犬様と出会う前に体に行為をされた痕がありました。幸い中には出されていませんがどうやら誰かに酷い行いをされていたようですね。」
続く。
>>1283の続き。
医者「それから、ゆかりんさんの体にはいろんな傷がありました。」
赤犬はその言葉にショックをうけた。まさか、ゆかりんがそんな状況にいたっていたとは思いもしなかったからだ。
医者「それから、ゆかりんさんは軽いストレスと栄養失調をおこしていたようです。」
赤犬「ストレスと栄養失調。」
医者から告げられた言葉に赤犬は更にショックをうけた。ゆかりんのストレスの原因は恐らく自分だろう。あれだけ、ゆかりんに酷い仕打ちをしていたのだ。ストレスを感じないはずがない。
医者「注射を討っておきましたので今日の所は、大丈夫でしょう。では、私はこれで。お大事に。」
赤犬「あ、はい!ご苦労様でした。」
そして、医師は帰っていた。
続く。
>>1284の続き。
赤犬がゆかりんの部屋を見回すと机の上には写真立てがありゆかりんとジュラキュール・ミホークと女の子の写真が飾られていた。
赤犬「これは、ジュラキュール・ミホークじゃないか!ゆかりんはジュラキュール・ミホークの娘なのか?」
赤犬は信じられなかった。何故なら、ジュラキュール・ミホークに娘がいるなど聞いたことがなかったからだ。
赤犬「ワッシは、お前の事を何一つ知らないんだな。」
すると、ゆかりんが目を覚ました。
ゆかりん「あれ?赤犬さん?」
赤犬「気が付いたか。」
続く。
>>1289の続き。
ゆかりん「私、どうしてここに。」
赤犬「ワッシがここまで運んだ。医者を呼んだらお前は、軽いストレスと栄養失調だそうだ。」
ゆかりん「ストレスと栄養失調。そう言えば、最近、ご飯食べてなかったな。」
赤犬「待ってろ。今、飯を作ってやる。」
ゆかりん「えっ?いいよ。私が、やるから。」
赤犬「いいから、お前は休んでろ。」
そう言うと赤犬は台所に向かった。
赤犬は一人暮らしの期間が長かったため当然料理も出来た。そして、何を作ろうかと思い冷蔵庫を開けるとそこにはラップをされた美味しそうな料理があった。
赤犬「まさか!」
赤犬はゴミ箱を見るとそこには大量の美味しそうな料理が投げられていた。
続く。
>>1290の続き。
ゆかりんは赤犬のためにレシピなどを調べて料理を作っていたのだろう。しかし、赤犬本人は外で食事してきたため、家で一人で料理を食べても味気なく仕方がなく捨てるしか他になかったのだろう。自分が、どれだけ、ゆかりんに酷い仕打ちをしてきたか、赤犬は今になって実感した。
赤犬「ワッシは大馬鹿者じゃな。」
そして、赤犬はゆかりんが作った料理をレンジで温めた。
ゆかりんは赤犬と一緒に料理を食べた。
そして、料理を食べる赤犬をゆかりんはチラチラと見ていた。
赤犬「(ここからは赤犬の心の声です)チラチラ見てるのバレておるで。」
ゆかりん「あの、どう?お味の方は?」
赤犬「ああ、美味いよ。」
続く。
>>1291の続き。
赤犬は素直にゆかりんの料理が美味いと思った。これなら、もっと早くにゆかりんの料理を食べるべきだと思った。
ゆかりん「本当?良かった!」
すると、ゆかりんは花が咲いたような笑顔を赤犬に向けた。
すると、赤犬は不意にもドキリとした。
その日の夜、赤犬が寝ようとするとゆかりんは赤犬の服を掴んだ。
赤犬「どうしたんじゃ?」
ゆかりん「あのね、一緒に寝てほしいの。駄目かな?」
赤犬「いいぞ。じゃあ、寝るか。」
ゆかりん「本当?嬉しい。」
そして、ここは赤犬のベッド。
続く。
>>1292の続き。
ゆかりん「あのね、おやすみのキスしてほしいな。」
赤犬「ああ、いいぞ。」
そして、赤犬はゆかりんにキスした。
チュッ。
赤犬「じゃあ、おやすみ。」
ゆかりん「おやすみなさい。」
そして、次の日。
赤犬「ゆかりん、今日は、海軍本部に来ないか?」
ゆかりん「えっ?でも、行っちゃ駄目だって言ってたんじゃ。」
赤犬「よい、もう来てもいいぞ。」
続く。
>>1293の続き。
ゆかりん「本当に?嬉しい!」
赤犬「じゃあ、行くかの。」
そして、ここは海軍。(おつるの部屋)
赤犬「つるさんや、ゆかりんについて何か知ってるんだろう。教えてくれんかの。」
おつる「分かったよ。これから、話すことは少し、残酷だけどそれでもいいのかい?」
赤犬「ああ、覚悟は出来ておる。」
おつる「じゃあ、話すよ。実はね。」
おつるが告げた真実は、赤犬が耳を塞ぎたくなるような真実だった。ゆかりんはジュラキュール・ミホークの義理の娘で義理の姉に魚人族のケイミーがいて彼らは、リボン島という島で仲良く平和に暮らしていたそうだ。所が、ある日、ゆかりんは町に買い物に出掛けた時に、後ろから見知らぬ男に口をハンカチで塞がれて意識を失いゆかりんは商人の市場に買い取られてしまった。それからのゆかりんはいろんな男に酷い仕打ちをされて、ようやくセンゴク達率いる海軍に助け出されたそうだ。
続く。
>>1294の続き。
赤犬「そんな!」
赤犬は聞いていてショックをうけた。まさか、ゆかりんがそんな目にあってたなど夢にも思わなかったからだ。自分がやってたこともその商人達と何ら変わらないじゃないか。そう思うと赤犬は自分のやっていた事に強い怒りを感じた。
赤犬「おつるさん、聞かせてくれてありがとう。」
おつる「嫌、いいんだよ。それよりも、ゆかりんを一人にしてていいのかい?」
赤犬「そうじゃったワイ!では、ワッシは行くわ。ではの。」
そう言うと赤犬はその場を去った。
そして。
赤犬「さてと、ゆかりんは何処じゃ?ンッ?」
すると、黄猿がゆかりんを口説いているのが見えた。
続く。
>>1295の続き。
すると、赤犬の中に強い怒りの感情が芽生えた。
そして、赤犬はゆかりんの側によった。
赤犬「こりゃぁ!ボルサリーノ!何をしておるんじゃ!」
黄猿「何って口説いてるんだよ。ゆかりんを。」
赤犬「駄目じゃ!ゆかりんはワッシの婚約者じゃぞ!渡しはせんぞ!」
黄猿「何だよ~、昨日までゆかりんに冷たくしてた癖に心変わりかい~?」
赤犬「やかましいわ!全く!」
そう言うと赤犬はゆかりんの手を握り締めた。
赤犬「ほら、部屋に戻るぞ。ゆかりん。」
ゆかりん「あ、うん。」
続く。
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